その他の環境整備【86】
環境整備の環境整備
〜環境整備の前後に必要なこと〜
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浴室内の整備内容についてしばらく特集してきましたが、
今回は、それ以外にも大切なことがあるという小話をしたいと思います。
何でもそうですが、何かを行う(変更する)には色々と準備等が必要なのです。
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浴室内整備シリーズでは、手すりの設置場所変更や新たな設置、
渡し板の製作、バスマットの変更・・・あれこれと頭をつっこんできました。
この他にもシャワーホースの交換過程とかあったのですが、画像を撮り忘れました。
・・・ですが、これら一連の環境整備は勝手にやっているわけではありません。
文面にも少しは書いていますが、利用者の状況、現場職員の意見、管理職との調整、
色々と情報収集や根回しなどが必要なのです。
備品がからむと請求伝票だって必要になりますし、部品集めに走らなくてはならない、
業者に問い合わせたり調べることだって多々あります。
行う内容は現場職員も管理職も理解していないとトラブルや事故の原因にもなります。
浴室内の環境整備でも、現場に出向いて利用者の入浴状況を観察・分析した上で、
現場職員の意見も聴き、管理職とも相談して、自分たちのできる範囲を模索しながら
行っています。
改造後は内容を画像つきでまとめて、管理職へ報告をするとともに、職員への周知を
図っています。
取り付けた現場でもちろん説明していますが、その日に出勤していない職員もいますし
記録に残すこともできるからです。
【環境整備報告書の一例(浴室内整備)】
↑今回、浴室整備で行った内容の報告書。
改造・追加箇所、使い方、注意点などを、画像つきで理解しやすくまとめたものです。
【まとめ】
「環境整備」をスムーズに行うには、
周辺の「環境整備」も大切です。
細かく考えれば
「環境整備の環境整備の環境整備」
だって必要かもしれません。
環境整備ができる環境に環境を整えていく・・・ややこしいですが・・・
それらは個々の意識、人材にかかっているような気がします。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所