その他の環境整備【83】
浴槽マット(バスマット)比較
「入浴補助用品」についてのシリーズ、今回は「滑り止め浴槽マット」です。
浴室は、あちこち濡れていて滑りやすく、大変危険な場所です。
なるべく道具や手段を上手に使ってリスクを減らすよう心がけたいものです。
浴槽(湯船)の中で、体を沈めたり立ち上がったりする際に、足が滑ってしまい
危うく溺れそうになった・・・という「ひやり・はっと」はありませんか?
この足の滑りを防いでくれるのが「すべり止めマット」です。
浴槽内で使うもの、洗い場との兼用タイプなど様々な種類が出ています。
吸盤で取り付けるタイプ、粘着テープで直接貼り付けるタイプなどがあります。
各メーカーから、色んなタイプが出ていますので購入の際には結構悩みます。
そこで・・・! (^o^)丿
この際、メーカーごとの製品比較(性能検査)を行うことにしました。
ご協力いただいたのは某福祉用具販売会社(シルバーマーク認定)。
( ^^)人(^^ )
↑浴槽サイズにあうタイプ(本当はもう少し大き目が良かったのですが・・・)を、
何種類か取り寄せました。
↑吸盤で貼り付けるタイプ、フラット吸盤(?)タイプ、吸盤なしのタイプ・・・
↑実際に水を張って、体重をやや斜めにかけることで滑り止めの効果を
みます。そして、それぞれの現場職員に意見を求めます。
↑性能的には大きくは変わらないようでしたので、
最終的に、この一番サイズが大きめで波目の模様の付いたマットにしました。
【今回のポイント】
@製品チェックを業者の協力を得て行えた。
A現場スタッフの意見を聞いて合意を得た。
B専門家(PT)が立ち会って全体調整した。
単なるバスマットですが、危険がいっぱいの浴室(バスルーム)ですから、
入浴補助用品はきちんと選択する必要があります。
専門家にも意見を求めて、よりよい製品を安全に設置して使いましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
●「入浴補助用具」シリーズ