その他の環境整備【75】
歩行車キャスター(整備編)
今回、「歩行車の直進性が悪い」と利用者が訴えているとの相談を受けました。
早速、現場に出向いて原因を調査します。
↑依頼を受けた歩行車。病院や施設内でよく使われるタイプです。
↑走行具合のチェックです。軽く歩行車を押します。
すると・・・左に向きを変えていって・・・
↑横向きにピタッと止まりました。これは明らかに直進性に問題ありです。
左を中心に曲がるということは、左側キャスターの回転に原因がありそうです。
↑車椅子と同じようにゴロンと横にします。
そうすると低い位置のキャスター整備が楽に行えます。
↑案の定、左前のキャスターに何か絡まっています。
↑ビニールテープがしっかりと絡まっていたのです。
これでは回転が悪くなるのは当たり前です。早速取り外します。
↑この際、ネジを外して分解しました。
ネジの中ほどに、黒いリング状のものがあったので「ゴムシールか何かかな?」
・・・と、思ってよくよく観察しましたら・・・。。
↑髪の毛でした!綺麗に丸まっていたので危うく騙されるところでした。。
(o^-’)b
:車椅子のキャスター同様、常に低い位置で回転していますから、
髪の毛などの異物を巻き込みやすくなります。時々チェックしましょう。
↑このタイプにはべアリングがついていません。
穴の中をアルコールで湿らせたティッシュまたは綿棒で綺麗に拭きます。
↑後は潤滑油を吹き込み、ネジを組み付け、回転具合を確認すれば終了です。
その後、無事に現場復帰していきました。 (⌒‐⌒)
(介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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