その他の環境整備【66】

  離床センサ−・その2 


離床センサー(ナースコールセンサー・コールセンサー)特集の2回目です。

前回紹介した手持ち材料の『急場しのぎ1号機』は何度も壊れてしまいました。

そこで、2号機は「安(易)くて、シンプルで、壊れにくい!!」をテーマに
新たに開発することにしました。



↑今回用意した主な材料は・・・


 @電気ポット用のコード(廃品置場で見つけたもの)

 A二股になった洗濯バサミ
 Bステンレス針金(極細)

 Cナースコール

早速、製作にとりかかります。(≧∇≦)/″




↑まずは・・・洗濯バサミを分解します。




↑次に先端に切れ込みを入れます。




↑切れ込みを中心に、ステンレス針金を巻いていきます。




↑センサーとなる接点部分の完成。この後、組み立てます。




↑次に、拾ってきたコードの両端を切断して、コードを引き出し・・・




↑コード端の2箇所を、センサー両端にそれぞれハンダづけします。




↑このようなダブルスイッチタイプのセンサーが完成しました。




↑次に、ナースコールスイッチを分解します。




↑分解すると、このようなスイッチ用基盤が現れます。




↑基盤に先ほどのコード末端2箇所をこのようにハンダづけします。




↑コードを外に出すために、スイッチカバーの一部を削ります。




↑このようにコードを這わせて、カバーを閉じ、ネジを締めたら・・・




↑完成です!!

洗濯バサミを利用者の服の端に挟むという仕組みです。
外れるとスイッチが入ってナースセンターを呼び出します。
使わない時は紙か何かを挟んでおくとスイッチは入りません。
製作して1年近く経ちますが、壊れずに頑張ってくれています。


【利点】
比較的丈夫・シンプル・使いやすい・コストが安い

【欠点】
1個つくるのに時間がかかる(少なくとも1時間)
分解・ハンダづけという工程は、慣れない人には不向き
壊れても直ぐに修理できるとは限らない
工程や構造は基本的に異なるが、一見似たようなものがあると知った
(条件を絞り込むと、考えが辿り着く先は皆同じ・・・なのでしょう)


●そこで、
「分解」「ハンダづけ」という工程から脱却して、

誰でも作れるという進化(退化?)した離床センサーを、

開発することにしました!

材料さえあれば
小学生でも10分くらいで作れるような・・・


「現場で」「必要な時に」「必要なだけ」「誰もが」「直ぐつくれる」のが一番です!


                         ・・・「その3」に続きます ^o^)σ

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●お陰様で、全国老健大会発表も無事に終えることができました。
発表後「作り方を詳しく教えて欲しい」と複数の方に頼まれましたので、
「ホームページで詳しく紹介しますから、是非こちらで見てください」とお答えしました。
「その3」「その4」でも順次紹介していきますので、もう少々お待ち下さい。 (→o←)ゞ
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                                (介護型リハビリシステム研究所)
〜システムでよりよい未来へ〜
介護型リハビリシステム研究所
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