<危惧なる器具>   危険器具スクープ!!

レンタル機器の危険性

平成12年4月に介護保険がスタートして5年以上経ちました。
介護保険に関わる方々は諸対応に追われ、足元を見る余裕もありません。

それを尻目に「ニヤリ…」と私腹を肥やしている業者もいるかも知れません。。


車椅子のコラムを連続特集していて、突然大変なことに気が付きました。
「虫ゴム」と同じ位に「やばい」ことが起ころうとしている・・・いや、起こり始めているんです!!

介護保険のリース品(ベッドから車椅子に至るまで・・・)は、利用者は一割負担ですみます。
・・・実は業者にとっては、その機器の殆どが半年〜1年半程度で元がとれているんです。

リース品を定価で仕入れてくる業者なんて、まずいないでしょう。
上手くいけば半年もたたないうちに十分元は取れているはずです。
リース期間が延びれば延びる程、業者は「ウハウハ♪」状態になります。
中途半端な投資をする位だったら、リース業者になったほうがよっぽどマシです。

利用者が何も言ってこなければ、そのままずぅ〜〜〜〜っとリース代金を頂き続けます。
個人の負担も大きいですが、それを負担している他の保険加入者や行政のお金もどんどん
出て行くばかり
です。


 

↑半年程度で業者は元が取れるシステム。これは儲かります!!!
  一年で投資が倍になって返ってくるんですから、やめられません!(2年で4倍、3年で6倍・・・)
  それを野放しにしている行政当局・・・。どこかで「持ちつ持たれつ」の関係でも・・・・??


今まで、リース料金を真面目に払い続けてきた貴方!

   ここで、気をつけなければならないのは
  耐用年数 なのです。


どんな機器でも基本的に「耐用年数」、「メーカー保証期間」というものがあります。
耐用年数が過ぎていても、リース業者は親切に取り替えに来たりすることはありません!
(業者がこのホームページを見て、「やばい」と取替えを始めたらまだマシな方です。)
そのまま、利用者が何も言わない限り「整備」もせず、お金だけ頂き続けるはずです。


ここで、主な機器の耐用年数を紹介したいと思います。
(業者パンフレットには当然のように出ていませんので、行政機関の捕装具の基準を参考にしています。)


【耐用年数4年

移動用リフト

【耐用年数5年

車椅子(電動車椅子は6年)
特殊寝台(ベッド)に使う、特殊マット
体位変換器(ビースや△マットでできた良肢位に使うもの)
入浴担架(リフト)

【耐用年数8年

特殊寝台(ベッド)
歩行支援用具(手すり・スロープなど)

※ここの耐用年数は今後変わる可能性があります。メーカーにご確認下さい。


耐用年数を過ぎたリース商品は交換するのが一番です。
中途半端な修理(手直し)で継続使用しないでください。
耐用年数は適当についているわけではありません。
ユーザーには新品を請求する権利があります。
業者を変えるのも自由にできます。
 ケアマネが業者と癒着してなければ。


杖や歩行器についての記載はありませんが、ガタがきたり杖先ゴムが磨り減ったら
無償で交換してもらってください。リース料はそのために毎月収めているのです。
業者によっては遠方だと安価な商品にも運賃を請求するケースがあるようですので、
なるべく近所のレンタル業者を利用する方が何かと便利でお得です。
リース商品の修理や交換、搬入・搬出料金は基本的にかからないはずです。
もし、何か請求されたら「行政」や「ケアマネージャー」に相談してください。

何だか、色々とリース品を押し付けられたとか、状況が変わって使わなくなったとか、
勝手が悪い(日常生活に不便)とかありましたら、何度でも返品・交換してください。


40歳以上の誰もが毎月負担している相互扶助の介護保険は、
一部の業者を儲からせるためのシステムではないのです!!


少しでも介護保険の支出を減らして、本当に必要なサービスに生かしましょう。

崇高な企業姿勢を持ったリース業者が自主的に流れを変えてくれることを期待します。

この件に関しては、今後しつこいくらいに監視していくつもりです。

ちなみに、平成12年4月から、車椅子の耐用年数は5年、電動車椅子は6年となりました。
それまでは、車椅子4年、電動車椅子5年だったんです。
(丈夫になったからってこと?ピンキリなのに?)
車椅子本体が安くなってきている上に、耐用年数も増えたんじゃ、リース業者の思うつぼですね。

新品をリースしたのなら使用期間はわかりますが、中古が手元に届いた場合、その使用期間を
ユーザーがわかることはできません。
基本的に業者は、「新品レンタル機器をおろして使用を開始した日」を利用者がわかる箇所に
きちんと記入しておく必要があると思います(自動車の車検証と同じですね)。
不当に使用年数をごまかしたり、うやむやにすることができないよう監視する必要もあります。
もし表示が無く、業者に問い合わせても「わからない」という回答があるようでしたら、
そこは管理がずさんか、適当にごまかそうとしている可能性が大きい…と考えてもよいでしょう。



                              (介護型リハビリシステム研究所)



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