その他の環境整備【441】
下肢装具の不具合C
〜ギリ?ギリ?の装具修正〜
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前回に引き続きプラスチックの短下肢装具の調整方法です。
「一度仕上がると容易には角度調整ができない困難事例」です。
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↑この角度では歩行が厳しい、腓骨神経麻痺の方のケースです。
↑装具屋さんによっては、ヒートガンと呼ばれる道具で
現場で速やかに対応してくれる方もいます。
ただ、プラスチック装具は成型ものなので調整はわずかになります。
失敗すると取り返しのつかないことになるからです。
↑脳外科で週に何本も製作してきたので多少の経験はあります。
当然、何度か失敗した(上手くいかなかった)経験もあります。
↑このくらいで止めておきました。先ほどの画像と見比べてください。
↑ついでに先端部分も・・・。
↑余分に出っ張った部分を、僅かですがカット調整しました。
(ご本人には承諾を得て作業しています。)
↑これ以降はかなり歩きやすくなったとのことです。
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ヒートガンの作業はかなり難しいです。
失敗すると大切な装具をダメにする可能性が大ですし、
溶け跡や、焦げ目ができたりして見た目も悪くなります。
また、強度が低下して割れやすくなることもあります。
早めに病院に出入りしている装具屋さんにお願いしましょう。
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リハビリシステム研究所
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