その他の環境整備【407】



非接触おでこ用体温計

〜 赤外線温度計は設定に注意 〜



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 テレビなどで額に向けて「ピッ」と検温する様子を目にします。

 赤外線で瞬時に体温を検知して表示する大変便利な器具ですが、
使用環境や製品によって高めの表示になるため、調整が必要です。


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↑訪問先のご家庭にあった体温計(大陸製)です。
「娘が送ってきてくれたけど、スイッチが入らない。」とのこと。。






↑調べてみると電池が入っていませんでした。。
単四電池を2本、グリップ部分に入れるようになっていましたが、
入れ方の説明書きがどこにもありません。

よく見ると、電池蓋の内側に薄い+(プラス)マークを発見したので
そこにプラス凸を、もう片方をマイナス面にすると電源が入りました。
せめて「電池の入れ方の図示※」くらいは欲しいものです。

※ネット上では画像を使って説明してある販売サイトがありました。



電源の入れ方、使い方を説明して翌週伺ってみると、
やはり箱に入ったままでした。
「温度が高く出るし、壊れているみたいだから。」とのこと。。

そこで小さく読み辛い日本語用の説明書きを読み込むと・・・・
どうやら「表示数値は自分で調整できる」ようなのです。






↑比較してみると、約1度近く高めに表示されるようです。
(画像は調整途中、最初は37.2℃と表示されていました。)






↑少しずつ調整していきます。
設定で-0.2℃下げても、なぜか表示では-0.1℃位しか下がりません。






↑最終的に設定で-1.9℃下げて、このような表示となりました。

慣れてくれば瞬時に測定できるため、介護者も便利に使えます。

しばらくはこの状態で使っていただくことにします。。



●後日談●

1週間後に伺うと、まだ箱入り状態でした。
まだ高めに表示されてしまうのこと。そこで再度、調整を行いました。




↑「マイナス2.4℃」で設定しました。
これでまた様子を見てみます。。

この器具、個人宅では果たして便利なのか、不便なのか???



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赤外線体温計は一般の体温計と時々比較して調整しましょう。

電子体温計には実測式と予測式がありますし、体温計の種類、
検温部位によって測定温度に差は出ます。
特に「額(おでこ)」は外気の影響を受けやすいようです。

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              (介護型リハビリシステム研究所)




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