その他の環境整備【404】


スプリングを内蔵した杖

 〜 床からの衝撃を和らげる 〜



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 画像データを整理している中で、当ホームページでまだ紹介
 していなかった(?)杖を見つけたので紹介したいと思います。
 もし、過去に紹介していましたら再紹介としてご容赦下さい。。


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ある程度、安定した歩行力がついてくると、持久力やQOL向上等
諸々の目的で屋外歩行に移ることがあります。

ある程度距離を歩けるようになった方の訴えで、比較的多いのは
杖をついている側の手首や肘、肩の痛みです。

地面を杖でつくとその反力(抗力・つき返し)が直接腕に伝わります。
長時間連続的に衝撃が加わると、肩・肘・手首へのダメージとなり
場合によっては炎症を引き起こす原因にもなります。

中には杖で思い切り地面を叩くようにつく方も時折見かけます。

勿論、つき方を指導することが一番ですが、「杖を変更」することで
ある程度ショック(ダメージ)を軽減することが可能です。




↑某デイサービスでご利用者の身体評価時にチェックした、
普段使用されている一本杖になります。






↑杖の長さは勿論のこと、杖全体のガタつき・緩み、
杖先ゴムの状態など、相棒の状態をチェックします。






↑杖先ゴムはツルツルで片減りしていました。

このままでは濡れた床で滑って即、転倒事故に直結します。

直ぐに交換するよう、ご本人・デイスタッフ・ケアマネに伝えました。
連絡帳と電話でご家族にもお伝えします。
(少し大げさな位にしないと、次回もこのままということになります。)




 

↑ところで、この杖は特殊機能が備わったスペシャル品です。
杖に体重をかけると杖が沈み込むのです。

中にバネが仕込んであって、床(地面)からのショックを和らげる
仕組みになっています。登山用の杖でよく見かけるタイプです。

杖先近くに矢印がありますが、杖先を握って左右に捻ることで
スプリング(クッション)作動のON/OFFができます。




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 最近は握り(グリップ)部分が柔らかいもの、広くなったものなど、
アンチショック機能が備わった杖も色々と出てきています。
 売り場で店員さんにご相談ください。

 ネットで「くっしょん杖」で検索すると、上記の杖が6〜7千円
前後で販売されているようです。ご興味ある方は是非ご覧下さい。
 
 クッション機能を使うと沈み込むため、目的(体重支持)にする長さ
位置が異なってきます。
 長さの調整はできればリハビリの専門家にご相談下さい。

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----------(介護型リハビリシステム研究所)----------




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