その他の環境整備【393】

<新型コロナウイルス対策 緊急企画T>


ドアノブを足で回して開く

〜 感染対策は手で触れないことから 〜



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  現在「新型コロナウイルス(COVID-19)」が猛威を振るっています。
 ウイルスは目に見えないため如何にイメージして対策するかが重要です。

  「インフルエンザウイルス」でも「ノロウイルス」でもそうですが、
 人が直接手で触れるところはウイルスが付着している可能性が高いです。
 
  特にドアノブは・・・
  「@握って」「A回して」「B回したままで引っ張り(押し)ドアを開く」
 という複合動作を、普段何気なく無意識に「手」を使って操作しています。
  誰もが同じところを握って操作するため、そこにウイルスが常在し、
 その手で口や鼻や目をやはり無意識に触ることで感染してしまうのです。

  そこで介護型リハビリシステム研究所が考えた独自対策を紹介します!


「介護リハ研式/足踏みノブ」
  
この仕組みと、簡易製作方法を緊急特集したいと思います。

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当研究所は老健などの施設や在宅介護を基本に情報発信を続けています。

今回のコロナウイルス流行は老健などの介護施設にとって大変な脅威です。
施設のご利用者は高齢者や基礎疾患のある方が多いので気が抜けません。

一方、職員は徒歩・自転車・バイク・自家用車・バス・電車など様々な手段で
毎日通勤しています。

職員が到着して最初に触れるのが
職員専用通用口にある「ドアノブ」です。

ドアノブを開いた中に傘立て、靴箱、タイムカードがあり、
その脇にアルコール(ハンドスプレー)とマスクが鎮座しています。

基本、ドアを開けて中に入ってから消毒すれば良いという考え方ですが、
どうしてもその考え方には抜け穴があるように思えてなりませんでした。

思っているだけでは仕方がないため、考えて行動に移すことにしました。





↑職員がアルコールを吹きまくっているので周囲が濡れています。

ただ、アルコールは直ぐに気化してしまいますし、
最近はアルコールそのものが品薄で入手困難になってきています。






↑ドアノブは触れる範囲が限られます。避けようがないです。

矢印が一番不潔な箇所です。
例えばここを延べ100回触った中で、1回でも触れた直後の、
手洗い前に目・鼻・口に触れてしまったら「アウト」です。

通勤途中で誰かが咳やクシャミ、鼻をかんだりして手に付着、
そしてその状態のままつり革・手すりを触り、
別な人が同じ場所に手を触れることで「接触感染」になります。
その手で会社に来て最初に触れるのがドアノブなのです。

ドアノブについたウイルスの生きている時間はインフルエンザで
2〜8時間、コロナや病原菌の中には2日間も生き続けるという
報告があるくらいです。


つまり・・・
ドアノブを手で触ることは「う●こ」に触れるくらい不潔なのです。

じゃあ、そんなに汚いとしたら・・・

「手で触らなければ良い」んです。


そこで
「足を使ってドアを開ける」という結論となりました。

でも、施設としてはお金はかけたくない(人命がかかっていても)。

じゃあ、あるもので何とかしましょう。
予算0円のプロジェクトです。



【用意するもの】


簡単に言えば、必要なのは「板」と「紐」。これだけです。

当施設では板と紐すら貴重(?)なので、
どうせならと、近く捨てる予定の材料(廃品)を使うことにしました。






↑用意したのは廃車した車いすの「フットレスト」と「ゴムチューブ」。






↑あとは車いすシートの「ネジ2本」に、用具はドリルとドライバーのみ。






↑フットレストのプラスチックは硬いので電動ドリルで穴を開けます。






↑そして反対側にも穴を開けます。






↑タイヤチューブのバルブ部分は邪魔なので空いた空間に納めます。






↑穴の部分にネジ込んで固定します。






↑しっかりと固定できました。。






↑反対側も同様に固定します。






↑完成しました!!






↑裏側になります。






↑それでは早速、ドアノブに取り付けましょう。






↑中にくるっと1回通して固定は終わりです。






↑完成です!!!

見た目じゃありません。より安全性が高いかどうかです。
部品も雨ざらしでいけますし、劣化しにくいと思います。




【使い方】



↑踏んで・・・






↑くいっと横に引っ張って開くだけです♪


あとは開いた隙間に体を押し込んで、安全に入ってください。
 ( ̄▽ ̄)ノ″



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令和2年2月24日付けで、厚労省から老健などの施設対応について
通知がありました。(Vol.768またはVol.769で検索)

それによると、職員は毎日検温し発熱があったら出勤はしない、
もし発熱があっても解熱後24時間以上経過したら健康に留意して可、
というような内容でした。。。

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【その他の方法】

アルコールスプレーを持った「ドアマン」に開閉をしてもらうという手もあります。


               ̄∇ ̄;) 
コストかかりそう・・・




衛生ドア/ハンズフリードア/足で回すドアノブ/COVID-19/Antivirus
Hands-Free Sanitary Door Opener/Open the door with your feet/handmade

----------(介護型リハビリシステム研究所)----------




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