その他の環境整備【391】
謎の怪我
〜 ベッドサイドのリスクと対応@ 〜
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ある日、訪問先で「謎のケガをして8針も縫った」という話を聞きました。
本人が認知症の症状があり、原因がよくわからないとのことでしたが、
状況的に「これが疑わしい」と考えたのでレポートしたいと思います。
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↑治った後に撮影させていただいたもの。
何故か出血がなく、入浴介助の時にヘルパーが発見して
大騒ぎになりましたが、当の本人は平気だったそうです。
パーキンソン症状があり、歩き出しでよく前方へ転倒されます。
謎のV字の傷跡・・・。この怪我の原因を探ります。
↑この方が日常的に使っているベッドです。
普段、この上でリハビリを行う関係上、布団は畳んで片づけています。
↑このプラスチック製でオレンジ色のものは、「マットレスストッパー」。
ベッドに乗り降りする際に、マットレスが横滑りすることを防ぐものです。
↑このようにやや飛び出していることが多く、
服が引っかかると危険だなぁ・・・と思っていました。
根元がやや白くなってますが、何度か当たったりして変形した形跡です。
ちなみにこれは「ミオレット」という製品の付属品になります。
【他メーカーのものは・・・】
参考までに、他メーカーの付属品を調べてみました。
↑一例ですが、このような形状になっています。
↑マットからの出っ張りもなく、緩やかにカーブしてるため、
服が引っかかるリスクは少ないと考えます。
↑メーカーによって形状も取り付け方も異なるようです。
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このまま使い続けることは危険と判断して直ぐに取り外し、
たまたま翌日がサービス担当者会議でリース業者が来るというので、
報告と検討をお願いしました。
翌週に訪問したところ・・・
「マットレスストッパー」が元の位置に取付けられていました。
「業者さんが『原因はこれではない』と取付けて帰られました」とのこと。
それでも安全面に不安を感じたため、次回は対策を報告する予定です。
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(介護型リハビリシステム研究所)
介護型
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