その他の環境整備【22】
ノートパソコン修理
今回は多少・・・というか、かなり細かい作業です。
小話にしようかなぁ〜・・・?とも思ったのですが、職場で同僚が使っている物で
仕事に関係するから、まぁいいっか。と、ここに持ってきました。
ある日、突然パソコンが動かなくなった!というお話です。
同僚が午前中ノートパソコンを使っていて、午後突然動かなくなったと騒いでいました。
パソコンは、高価な物なので基本的にはいじりたくないのですが・・・
よくある家電的故障かなぁ〜・・・と思って、首を突っ込んだわけです。
隣の席なので、見るに見かねてというのもありますが・・・
【準備するもの】
ハンダ・ハンダコテ・ペースト(やに)・コード(細い物)・ハサミ・ドライバーセットなど
↑「パソコンが動かないんです!中でカタカタ音と変ながします!」
と、訴えて騒いでいましたが、カタカタの正体は上の画像の物体でした。
電解コンデンサーと言われるものです。根元からぽっきりと折れています。
「あー、これはダメだね〜。メーカーで修理して貰わないと・・・。」と返事しましたが、
同僚は諦めきれない様子です。
「何日かかるでしょーか?結構、時間もお金もかかりますよねー・・・。困ったなぁ〜・・・。」
原因は朝、パソコンをコンセントに差し込んだまま落としてしまい、電源差込口がぐらぐらした
状態で使っていたらしいのです。
その後、午前は何とか使えていたのに、午後になって急におかしくなったとのこと・・・
「責任もてないから、君が自己責任で分解できたら何とか見てあげてもいいよ。」
と、請け負ってしまいました。さて・・・・どうなることやら・・・・
↑見てください!このちっこいパーツを!
いちいち、部品を取り寄せるのも時間がかかりそうなので、この「再生」から取り掛かります。
本来、ここから2cm位の細い足が2本生えているのですが、根元からぽっきりと折れてるので
片方が約0.5mm、もう片方は0.1mmもありません。まさに芥子粒
※(けしつぶ)サイズです。
ノートパソコンが分解されている間に、そこの回りを電解液が出ない程度に多少削って、
少しでも接触面を増やす作業から始めます(通常、ありえない作業です)。(;´д`)
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※芥子粒: 国語辞書(大辞泉)ケシの種子。きわめて小さいもののたとえ←実際の種はアンパンにのっている
ツブツブの大きさらしい。 七味唐辛子の材料にも使われている。
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↑そこに、コードを何とかハンダづけしました。
手前がカッターの刃なので、どの位小さいか想像してみてください。
↑ノートパソコンの分解が終わり、原因が判明しました。ここです!
ボールペンの先に外れた部分があります。ここに何とか取り付ければいいわけです。
↑作業風景・・・・。のりで持ち上げて、まずはぐら付いてる電源ジョイント部分を固定します。
それから先ほどの、根元から切れている部分に「ハンダつけ」を行うというわけです。
↑「ふぅ〜・・・」何とか固定しました。かなり細かい作業でした・・・。
ノートパソコンは部品の位置をよく考えないと、後から組み上げできなくなります。
今回は、丁度いいスペースがあったので絶縁テープを巻いて画像の場所に納めました。
↑結果は・・・・、やりました!!この通り!無事に起動しました!!
入院することなく、職場復帰です!!あ〜、良かったぁ〜・・・。
( ^0^)_D
電化製品は電源差込口が特に壊れやすいので注意しましょう。
そういえば、子供のコンピューターゲーム「ピコ」も同様の壊れ方をよくしていました。
ラジカセや、CDプレーヤーなんかもこのような電源ジョイント部分の故障が多いです。
ただ、コンデンサーが根元から折れるようなケースは今回が初めてですけどね。
今回は「職場の環境整備としてのパソコン修理」というお話でした。
※高価な家電品は、原則メーカー修理です。自分で修理する際は自己責任でやりましょう。
感電しやすい部位なので、ゴム手袋をはめるなど十二分に気をつけましょう。
(介護型リハビリシステム研究所)