その他の環境整備【389】



 短下肢装具の調整A

〜 痛みを軽減するための微調整 〜



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 前回の短下肢装具の一時的な調整から3週間後、
今度は外果の痛みを訴えていると連絡を受けて再チェックしました。

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↑今度は当たる場所が赤くなっているため視認できます。
軽く押さえるだけで痛みを訴えています。
かなり無理をして装着していた様子です。






↑短下肢装具です。革が両果(くるぶし)を覆っています。

「側革が果部に及ぶ靴を何て言うんだっけ??」
同僚のPTに質問したら答えられませんでした。 _| ̄|○  (ノД`)



・・・・答え「チャッカ靴」・・・・






↑当たり部分の確認です。
クッション材がゼロなので、このまま支柱の圧が外果に
かかっていたと思われます。






↑Y字ストラップにもクッション性はありません。
ストラップ中央には擦れたような跡が見えます。

支柱の幅調整は素人には難しいため、
とりえずこの隙間を活用することにしました。






↑前回と同じクッション材を使います。






↑ご本人に了承を得て、内側に貼り付けました。






↑こんな感じに仕上がりました。
白いクッションですが、内側なので目立ちません。

この後、担当のスタッフが履かせていましたがやはり痛がります。
「この後のリハビリは無理かもねー」と話しています。
よく見ると、どうやら履かせ方が悪い様子・・・。
ここで再度、助け舟を出しました。。






↑「どれどれ〜??」ときちっと背屈状態を保ちつつ、
スポッと入れましたら、すっきりと奇麗に納まりました。






↑痛みは緩和され、この後のリハビリに間に合いました。

ご覧のように内外果に対して、支柱幅の余裕が少ないため、
近いうちに装具修理をお願いすることになりました。



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足(装具)に痛みが出る場合、筋肉の緊張、変形の進行、
浮腫み、履き方、血行障害、神経障害など・・・
様々な原因が考えられます。
 
無理に履き続けず、早めに専門家にご相談ください。。

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               (介護型リハビリシステム研究所)




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