その他の環境整備【385】
コルセットの調整
〜 痛みを軽減するための微調整 〜
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以前にも特集した記憶がありますが、再度特集したいと思います。
先日、初回評価をした方ですが、9月に胸椎12番を圧迫骨折し、
コルセットを装着されていました。
評価時は11月ですが春まで装着するよう言われているそうです。
問題は、座位での鼠径部の痛みで、座っているのが辛いそうです。
その痛みを避けるために、座位(離床)時間が減ってしまうと、体力や
知能面などが徐々に低下して、ADL・QOLも低下してしまいます。
本人が意図的にコルセットを緩めたり、外すと予後が心配です。。
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↑胸腰椎移行部の骨折は、背骨の動きを制限するために
かなり大きくて広いコルセットが処方されます。
↑このコルセットは、少し下がっているだけで
支柱の端部分が直接体の下側に食い込むため、
起き上がっていると痛みを訴える方が多いようです。
↑評価の途中ではありましたが、早速コルセットをチェックします。
↑前方でベルト固定するタイプですが、左右に各々2本支柱があります。
↑この直線的な支柱をどう処理するかと言いますと・・・。
↑ボロ布で挟んでペンチでゆっくりと広げていきます。
↑分かりづらいのでオレンジ線をつけましたが、
このように端がフレアー状になりました。
↑反対側も同じように歪みを入れます。
↑全部で4箇所を加工しました。
直後に、すごく楽になったと喜んでいらっしゃいました。
何か月も辛い思いをしてきたそうです。
特に、小柄で円背気味の方は何も調整しないとかなり痛いと思います。
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コルセットの端の痛みが日常生活に支障をきたす場合は、
処方していただいた医師、装具屋さんに早めに相談しましょう。
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(介護型リハビリシステム研究所)
介護型
〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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