その他の環境整備【376】
つま先のケガと調整
〜 靴を履けない時の応急対策例 〜
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出先の身体評価時につま先を痛めた方がおられました。
送迎時に靴を履かなくてはならず、痛むので何とかならないかとのご相談です。
そのため、その日限りの応急的対応をしました。あくまで参考までに報告します。
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↑とりあえず屋内ではサンダルを履かれていました。
矢印部分が痛む場所とのことです。
靴を履くと痛いから、以前海外で買ったサンダルを履いているそうですが、
これでも鼻緒が靴下と一緒に食い込んで少し痛みがあるようです。
↑普段の靴を持ってきてもらいましたが、つま先が細いタイプで・・・
↑つま先を覆う部分も少なく、加工は難しそうなので諦めました。。
この靴は外出(送迎)時には使っているため、痛くて困っているそうです。
一時的にでも何とか対応できないかと
周囲を見渡すと
「黒い綴り紐」
が目に入りました。
とりあえず、この紐を使って何とかできないか試みます。
↑靴の裏には真横に溝があったため、この溝を活用します。
↑指先を出してもらい、つま先部分は紐で固定します。
本当は太めのゴムとか、裾止めバンドみたいなものが良かったのですが。。
↑つま先を持ち上げてもらいました。
靴のつま先が下がらないので気を付ければ短距離移動は可能そうです。
これだけでかなり指先が楽になったとのことでした。
この後、
つま先が楽な「リハビリシューズの購入」をおすすめ
して、
今回はこの状態で職員が介助しながらご自宅までお送りしました。
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あくまで緊急時の事例として報告しています。
普段使いとしての参考にはしないようにしましょう。
細い紐で固定していると擦れて傷になることがあります。
靴のつま先が下がると、段差などにつまづき転倒する危険があります。
つま先に余裕があるようでしたら、スポンジなどでつま先保護カバーを
つま先にあてる方法もあります。
「つま先が空いた靴」や、「つま先が広い靴」の購入もおすすめします。
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※この流れで次回は久々の「踵免荷シューズB」の特集を予定しています。
(介護型リハビリシステム研究所)
介護型
〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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