その他の環境整備【362】
マイクロウェーヴ
〜マイクロ波治療器の故障と原因〜
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タイトルの通り、「マイクロ波治療器」が故障しました。
電波を出すアンテナ部分のライトが点滅するという報告を受けて、
当初は「中にある電波確認用の蛍光管でも切れてきたのかな?」と
考えていましたが、同時にアンテナ根元のコードが異常に発熱するため
断線など故障の可能性が非常に高いと考え、早急に製造業者に連絡し、
みてもらうことになりました。
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↑今回故障した2本のアンテナ(治療器)付きのマイクロウェーヴ。
見た目は奇麗なのですが、25年近く使ってきたかなり古いタイプです。
老健の備品であるため、多くても1日に2〜3回使う程度で、
病院のリハ室と比べると使用頻度はかなり低い器具です。
↑不具合に気が付いたので誰かが誤って使わないように、
直ぐに「使用禁止」貼り札をつけて部屋の隅に置いておきました。
↑今回、熱をもってきたコード部分です。
業者の話では、やはりここが一番故障する箇所とのこと。
かなり太いコードを使っていますが、首・肩・手・腰・膝・足など
利用者の症状と部位に合わせてアンテナの向きをあれこれ変えていると、
どうしてもこのあたりに無理(負担/ストレス)がかかってしまいます。
ゴムも使われているので、当然経年による劣化も考えられます。
ここのコードは1本だけでも数万はかかるというかなり高価な部品です。
↑このように波打つようなコードも「劣化による変形」とのことで
早期に交換の必要性ありとのこと。
↑なんと根元までコードが変形してきています。
このまま無理に使い続けるとショートするなど火災の危険も考えられます。
↑今回故障したマイクロ波治療器と形式。
アンテナ2本と電源コードの交換で約10万円ほど修理にかかるそうです。
既に部品がないこともあるのですが、もし手に入って交換したとしても、
「修理後に何か問題が生じても一切関知しない」という誓約書に
サインまで書かされるそうです(実際に見せてもらいました)。
そのため、修理はせずに新品を購入することになりそうです。
●物理療法機器は「火事になる危険性が高い」ため、
定期的にコードなどの断線・変形をチェックしましょう。
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リハビリシステム研究所
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