その他の環境整備【360】
イレクター机
〜天板の固定法〜
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今回は現場で毎日便利に使っている「イレクター机」の紹介と、
緊急に依頼されて行った天板の補修方法について取り上げてみたいと思います。
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↑施設内の各階現場(ホール)に置いてあったテーブルです。
気が付いた時には置いてあったので、市販品なのか誰かか制作したのか
よくわかりません。
小柄だったり、背中に変形がある方などは、通常の高さであっても使いづらく、
食事などで不便なため、低いテーブルが必要となります。
↑単純な構造なのですが、しっかりと安定した作りです。
↑今回、この天板が外れてしまうとのことで相談を受けました。
↑天板とイレクターをワイヤーか何かで固定していたようですが、
自然と外れた(?)そうで、いつの間にか全て無くなっていたそうです。
最初は、スタッフから「ボンドで固定できませんか?」と頼まれましたが、
ボンドは直ぐ剥がれる可能性があるため別の手段で固定することにしました。
↑本当は天板固定用のイレクタージョイントがあることも知っていますが、
現場ではスピードを求められます。
次の食事までには何とか対応しなくてはいけません。
そこで車いすの部品から、シート固定用のネジを4本選んで持ってきました。
↑板とイレクタージョイント部分に穴をあけて・・・
↑ネジの頭を埋める穴を少しあけて・・・
↑ネジをねじ込んでしっかりと固定します。
↑下から見るとプラスチックジョイントの凸位置で固定しています。
他の箇所は隙間が広いため、ボンドだけの固定はまず無理でしょう。
↑全部で4箇所を固定しました。
安定してガタつくこともありません。
現場スタッフが天板を持って移動しても直ぐに外れることはないと考えます。
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