その他の環境整備【356】
スロープのワイド化
〜車いすスロープの幅を広げたい〜
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独居で電動車いすを使われている方ですが、玄関を自分で戸締りするそうです。
そのことは訪問看護師から得た情報ですが、非常に危険な動作であると判断し、
取りあえずではありますが、即座に環境整備したケースを紹介したいと思います。
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↑マンションにお住まいの方ですが、
毎晩ヘルパーが帰った後に自分で戸締りをしています。
電動車いすでスロープを使ってそろそろと玄関ドアまで下がり、
ドアのロックをしているそうです。
↑最近、座面の都合で車いすが幅広タイプになり、
ただでさえ狭いスロープ幅をギリギリで操作しながら降りているとのこと。。
↑実際に見せてもらいましたが、あり得ない位にギリギリです。
↑このような綱渡りのような動作を朝晩やっているとのこと。
↑これはのんびり体操だけ指導している場合ではありません。
早速、材料を調達して横幅を広げることにしました。
↑意外に大変だったのがスロープの下部分。
かなり鋭角に削り込まないと段差ができてしまいます。
↑材料の都合で見た目はイマイチなのですが、
電動車いすが乗っても歪まない程度に加工してあります。
↑壁側にピタリとつけて隙間をなくしました。
これだけで安心感が生まれて凄く楽になったそうです。
↑これ以外の対策としてはヘルパーさんに鍵を預ける、
鍵そのものを遠隔操作できるようにする、など解決方法はご提案していますが、
こ本人の意思もあり、当面のリスク回避として環境整備を行ったという報告です。
「鍵をかけた後にバック途中でタイヤが落ちて車いすごと転倒」という事態が
一番怖いと思います。しかも今現在の季節は冬ですし・・・。
介護型 〜システムでよりよい未来へ〜
リハビリシステム研究所
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