イントロがアレンジされてて最初何の曲かわからなかったTooting Bec Wrecked、マイケルが鉄塔の上まで登っていくのは、今やファンにとってはお待ちかね18番のパフォーマンス。もちろん2回の衣装替えもあって、ピンクの総スパンコールのタンクトップにピンクの総スパンコールに青い羽が付いたmad hat姿は超サイケデリックで幻覚のようにかっちょ良かったです。 アンディのギターのチューニングが狂ってるのは当日彼のギターテクが怪我をしたから完璧に行なえなかったとか。でも必ず1テンポ遅れるのはギターテクのせいじゃないし、それがアンディだったり(笑)。ロケンローラーそんなことは気にしない。Hanoiのライブで見ていたアンディを思い出せば、酩酊で目が開いてない時もあった、ギターを殆ど弾いていないような時もあった。それを思うと今日のアンディはしっかりしてるし(どういう感想じゃ)。でもなんかアンディっていう気がしない、あの毒ッ気とあのオーラパワーが薄れてる気がする。お隣のマイケルは上限は無いと知らしめる派手さとパワーで圧倒してくるというに。 マイケルのボーカルはソロで出す攻撃的パワフル息み系とは違い、今回のステージでは遠い昔のような発声の優しい歌い方でウットリ。(すまん表現が幼稚で) UntilI Get You、Cafè Avenue、Cutting Cornersと目も眩むような名曲を今回選んだのが素晴らしき感動。 Boulevard Of Broken DreamsからUp Around The Bendでオーディエンスの盛り上がりは頂点、ダイブも続出。 アンコールではコイマツの美しいピアノが胸に響くMillion Miles Away。これがアンコールで最後の曲って言うのはなんとも切ない限り。バンドがステージを去ってもオーディエンスのコールは鳴り止まずそんな中アンディとマイケルがステージに現れ二人で肩を組んで(マイケル照れ臭そう/笑)ステージ右〜左から挨拶回り。感動の一場面でありました。 この二人の間にあるものが巷で言う「確執」なんてしょぼい表現にあらずってことを彼らを応援する者なら知るべきだ!と私は思う。(あ、知ってますね) マイケルはアンディのことを「愛? 憎?」と問われると「両方。奴は俺のベスト・エネミー」との名回答、アンディと言えば「どうして1人の人間をここまで愛しくも思い、憎くも思えるんだ?」と自問。 正式に活動を共にすることになっても、ステージでアンディが喋れば「話が長げぇ」とばかりにマイケルが喋り出す、マイケルが喋り出せばアンディが喋りだす(これはHanoiの時からあったが、以前みたいにマイケルは黙らず喋り続ける/笑) 彗星(流星群)のように16年目にしてやっと軌道が合って現れたこのお星様達は21世紀初の夏に2回のライブを終えて二人の新曲の録音へ。その先は? ROCKERに明日のことを聞いてはいけませヌ。 今回のバンドメンバー。ベース、サイドギター、ドラムは最近のマイケルのバックバンド・メンバーです。 Michael Monroe: Lead vocals, saxophone Andy McCoy: Guitar, backing vocals, keyboards Mickey Crane: Guitar, Backing vocals Lacu: Drums Timpa: Bass, backing vocals Mickey CraneはCrystal Ecstacyのリードボーカル/ギターのミッキー。ドラマーはJoey Ramoneがマイケルのコスプレしたような人でした。彼らのプレイに関しては耳を傾ける余裕が無かったためちょっとコメントができませム(汗) 全体として二人とも気負いや気張りも無く、リラックスしたその感じはあの時からずっとこうして同じステージに立ってたようにも思えたり、なんか妙だったり。 私にとって夢うつつの一時間強だったため、たいしたレポートができなくてゴメンなさい(汗) mai Micheal Monroe & Andy McCoy “HANOI REVISITED”ライブショット掲載サイト一覧
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