HANOI ROCKS トリビュートアルバム日本版
Bloody Knuckles & Lipstick 発売記念ライブ
2000.7.17 渋谷On Air West



 見たことも聴いたこともなかろうが、系統の違うバンドだろうが、とにかく今日はハノイロックスをたたえるべくのライブイベント。
ウキウキなお祭り気分で当時を思い出しつつアイドル団扇のごとくバンドフォトとバンド名を張付けたハノイ団扇を作って会場へGO!  嗚呼このおバカ加減がHanoi Rocks☆なの…、なのに、なぜハノイを伝説的悲劇バンドとかしか説明してくれないのか? どんなものでも 取り入れて自分のテイストにして楽しむハノイの流儀♪ だからこそ生まれたあの音楽とファッションのセンス! o(≧▽≦)o キャ〜 ハノイ=!!!!

 さてさて、登場バンドのほとんどはHanoiを実体験していない若いバンド達。各バンド30分ずつのライブが続き時折二階の楽屋口からマイケルがライブを見学する姿も見られた。 会場の熱気も高まりいよいよ最後のVoodoo Hawaiiansが登場したのがすでに9時。 5月のloftよりV.D.Hのライブはずっと良くカッコ良かった!! 正直言うと私ロフトで見た時はあまりピンと来なくて。 あれから「マイケルを向かえるからにはっっ!」って感じかすごく練習したそうです。根性入ってますね。加奈ちゃんが初体験ダイブ(!)を決める程のライブ、かのマイケル・モンローを迎えるには相応しい入魂のライブ。

 さぁ! いよいよマイケル! 加奈ちゃんの合図でステージに駆け出してきたマイケル。オーディエンスが波のように前方に押し寄せる、マイケルがステージを走るたび人の波は右へ左へ、怖い。
Mortorvatin', Lost in the cityとこんな楽しいことがあっていいのかと至福の想い。思えばマイケルがソロになってからHanoi Rocksを演ったって、私には空しいばかりで楽しいと思ったことが無かった。
でも不可能を可能にしてくれるのがマイケル・モンロー! 今のマイケルはソロアーティストとしてすごく輝いてる、なんか頼りなかった今までとはちょっと違う。 だからなのか、ハノイのナンバーを日本のバンドとプレイするなんて考えられない事態であっても、至って心底カッコ良く、見ていて最高に幸せなのである♪
Looking at Youではマイケルのギターのセットが悪く 「俺がギターを弾こうとすると必ずトラブルだよ。アンディが邪魔してるんだ。」とか「奴は 歯が全然無くって(爆)。あ、でも今はHe is fine! (ニッコリ)」と悪口を言いきれずフォローをしてしまう気の優しいマイケル。
 などと悪態を吐いていると加奈ちゃんが自分のギターをマイケルに男らしく差し出す。(マイケルはKANAKOのことがお気に入りでマリブビーチの「I found a sweet, sweet girl♪」のとこでは加奈ちゃんをチラッ☆と見てニコッとやるのだ。
 他人様のギターだろうがお構いなく振回したりマイクスタンドに擦り付けたりの陶酔ぶり。インストのところでこの2日前が誕生日だったJohnnyの「Just Another Girl」の1フレーズを歌ったのが心に残る。
 そして怒りをぶつける様に歌うI can't get it。

 Problem child, It too lateのメドレーではD23.を思い出してしまった2.3秒のheartache…(短い)。それにしてもこの2曲はデモ状態でしか発表されなかったわけだから言ってみれば未完成品。そのラフさやパワーに鳥肌〜。RAW POWERってこれなんだと改めて認識!
(鳥肌と言えばBurrn! 2000年10月号掲載のマイケルも鳥肌が立っている 野獣の如し)
 そして Taxi Driver。高いスピーカーの上からオーディエンスを見下ろす満足気な姿。マイクのシールドを長く取ってインディアンが獲物を狙うようにマイクを振回す。そのパフォーマンスはより激しくなるばかりの永遠にかっこいいロック・パフォーミング・アーティスト。皆の期待は裏切らないぞ! ステージに立つようになってもう20年以上が経つマイケル。ずっと変わらぬ信念を掲げてライブに望むマイケルの姿はファンとして誇りなのだ!
 Tragedyのことを「SEXしてぇってだけのくだらない歌。」と言ってくれたマイケル。 代表曲だからといって、大人になったマイケルが"10代の絶望や惰性"を歌うのはお互い(マイケルとファン)の意に反すかもね。私はTragedyに関してはライブよりレコードに収められたteenagerの彼らのあの音が一番好きだからもうマイケルがライブで歌うことがなくたっていいです。
 アンコールMalibu Beach Nightmareが終わると、その日のバンドを1バンドずつ床に貼ったカンペ見ながら(笑)紹介し、ステージに招きいれて最後は全員揃ってUp Around the Bend!!
 あのビデオの最後のように花火でも打ち上げたいような賑やかさ。でもきっと会場にいた皆の頭の中では興奮の花火がドーン! ハートには感動の花火がパーン!といつまでも上がってたんだろな。
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ライブが終わり打ち上げパーティに参加させて頂きました。 出演バンドさん達と関係者の方々のプライベイトパーティで 現れたマイケルは最上機嫌! ライブの善し悪しでかなり機嫌が変わるみたいです(苦笑)

マイケルの「これからもロックが死なないように 皆がんばってくれ=!!!!」の威勢のいい掛け声(大声)で乾杯☆ VDHの席(下写真)
(The Pan、ワーナーさん、通訳さん、殿、加奈さん)
でなごみつつ軽い食事をとってから各バンドのテーブルを廻って終始ニコニコちゃんで今回の記念Tシャツに丁寧にサインをしていました。 そんなこんなのパーティも3時過ぎまで続き、その数時間後にはフィンランドに向かって また空の彼方に消えていったのでした。 楽しい時間は短いなぁ。
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今回はマイケル自身のツアーではなく 心底残念かつ悔しかったけれど、日本のインディーズバンドと関わったことで絶対載るはずの無い雑誌に載って今まで聞けなかった話が聞けたりして、何よりマイケルの本当に元気な姿が見られて本当によかった!

日本のバンドと接点をもったことでファンも増えたりと いい結果を生んだにも関わらずLGYD Japan Tourの実現はないそうだ…。 ARGHHHH!!!! この憤り誰か買ってくれ!!!! この怒りのパワー $100万ツアーが出来るくらいの価値はあるぞ コノヤロー(`▽´)Ψ

後味悪くなりましたね、せっかく最上機嫌で終わるとこだったのに…、もう過去の思い出ばかりは嫌よ。 早く次のアルバム作って来日して下さい(泣)。
…また 辛くなってきたので今度は元気な方のパワーをもらって〆ましょう。 前記のパーティではV.D.H.の中山加奈子嬢とちょっとお話することもできました。スッピン顏がとてもキレイで性格のすごくいい方なんですよ。それに「マイケルファンの方にはホントすいません(ペコペコ)」と恐縮してくれまして。
なんか加奈ちゃんて イキのいいとこが初代会長に似てるんだよね(笑)
VOODOO HAWAIIANS officalsite

…というわけで、VooDoo Hawaiiansの皆さんどうもありがとうございました! VDHのお陰で良いライブ見れて感無量!! やはり5月の時はまだマイケルも戸惑いとか馴染めないとこがあったようだけれど、VDHは心根の正しいロッカーなのでマイケルにもそれが伝わったからこそ、いいセッションになったんだと思います! それにバンドのパワーにも刺激されたと思う、だってステージに出てきた時のマイケルの気がいつもより強かった!

はぁ 早くマイケルのライブが見たいよ〜 。
<モンちゃんクラブ会長 mai>
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ところで、その打ち上げパーティでは音楽専科・VIVA ROCKで8ビートギャグ描いていらしたシマあつこさんにもお会いしてお話できました! 今もビジュアル系専門で活躍中です。
現在当サイトNEWSLETTERの登録WELCOME表示はシマさんのご了解の下、Viva Rock付録カセットレーベル用のイラストを使ってます。
シマさんのサイト8ビートギャグギャラリー


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