昨年11月の頭、サミが自分のバンドMad Juana 初の英ツアー(11/30からスタートの9ライブ)を行なう事を発表。
そのツアーファイナルはラズルの命日にあたります。サミはこの日にライブをやるべきかどうか長い事考えてから、ロンドン時代の沢山の友達に声をかけました。皆は「また今年も惨めな12月9日を過ごすよりは、"デカ鼻"(←ラズルです)のために皆で飲んで騒いだ方がましだよ!」と言ってくれて。サミはこれを「トリビュートとは言いたくなかった、ただ昔のミュージシャン友達皆と一緒になってラズルが喜んだであろうジャムをやりたい」とファンに向かって語りました。
そして12月、イギリスは折りからの大雨による被害で、あらゆる機能が麻痺状態。よってMad Juanaのツアーは中止と残念な事態になりつつも迎えた12/9会場には続々と懐かしい顔が集まってきました。

2000年12月9日(土)
Borderline, London

ディープに美しいヒプノティックサウンドが特徴の(Velvet Underground系)Mad Juanaの通常のライブが終わると、SamiがChris Musto(J.Thunders、Blonde & Blueとプレイしたドラマー)ともう一人(名前わかりません)と、そしてナント! Timo Caltio(CherryBombz、C+N。現在何してるか不明)がステージに登場。ラズルの大好きなJohnny ThundersのPirateLoveとChinese Rocksの2曲をラズルの思い出にプレイ。
そして、彼等と交代にAndy McCoyが姿を現した、会場からは大歓声。DamnedのRat Scabies(ラズルのアイドル)をドラムにAngelaとベースそしてAndy。新曲2曲とリアルマッコイから3曲をプレイ。
Andyが終わりしばらくの間があって、Samiがゲストを呼び込んだ。
Andy、Angela、Rat、Timoそして、Alvin Gibbs(C+N。UKサブス現役)がステージに。Alvinのボーカルで1969(I Feel Alright)に続き、Andyがヴォ-カルでChina Girl。
Andyは「俺が知る限りではNew castle Brown Ale(ビール)を16パイント飲めてまだ飲もうとする人間はRazzleだけだ。」と言う本人も同じくそんな風ーAndy恒例の酩酊ぼろぼろ状態で、このジャムもガタガタとまとまり無く終演。

会場の都合でこれ以上ライブが出来る時間が無かった事もあってこれで12月9日のライブは終わった。予定されていたAndyとSami、NYのローカルバンドのボーカルを迎えてのTaxi Driverは一緒にプレイすることはなかった。(あ〜あぁ)。

オーディエンスの中にはGyp Casino, Terry Chimes、Dave Tregunna, Buttz(Babysitters)、Ray ZellらRazzleの旧友もいたそうです。
そしてこの日、Razzleのママとお姉(又は妹)さんも招かれ、Samiや息子の友達との再会やMad Juanaの音楽をとても楽しんでいかれたそうです。

このRazzleのためのBOOZE-UPパーティ。ハノイ・ファンとしちゃあ、行けるものなら行きたかったと思うのは私だけじゃないっすね。サミとマイケルはもう連絡を取り合っていないけど、スタッフがマイケルにも声をかけていたそう。参加しないのが消極的という事じゃなく、それなりにマイケルらしいと思います。はい。
とにかく、サミは通常の自分のライブにちょっとプラスしただけという"追悼ライブだぞ"って大袈裟にしないとこがステキです。古巣のロンドンにてこの機会を作ったサミに拍手です!!!

Samiがこの日の写真をこのサイト用に送ってくれると言ってくれた(うきゃ☆ミ)のだけど、スキャナーが壊れてるのでちょっと待ってて〜(汗)とのことです。あらぁ。
とりあえず楽しみにしてましょう♪

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