魂に宿る"ロックンロール"、即ちこれ超然也
盟友アンディ・マッコイと共にHANOI ROCKSを再生させ、
シーンに衝撃を与えているマイケル・モンロー。
約3年3ヶ月振りのソロ・アルバム、完成。

2003. 1. 22 日本先行発売
『マイケル・モンロー/ホワッチャ・ウォント』
CRCL-4812 ¥2,476(tax excl.)
解説・歌詞・対訳 付 初回限定スリーヴ・ケース付
ライナーノーツ:大貫憲章氏
Recorded at Seawolf Studios in Finland, spring/summer 2002.

※ アルバムには、マイケル本人の楽曲解説(カヴァーのみ1曲ずつ)が、
日本盤のみとしてライナーに掲載されます。

が、1曲抜けてて、それは2版から載るそうです(あ?)
「セカンドプレスからでもいいから載せて〜 (・。・、)(byマイケル) 」
って"Telephone Bill's All Mine"の楽曲解説だけ年明けに送ってくるからそうなるんです、仕方ありませんなぁ ホホ。

 伝説的なHANOI ROCKSの復活に関しては、世界中で数え切れないくらい取り沙汰されている。バンドの頭脳であり、ヴォーカリスト、そして多くの楽器を受け持つマイケル・モンローは、まもなく5作目のソロ・アルバム「WHATCHA WANT」を発表する。本作は控えめに言っても最も注目すべきものであり、そのカリスマ的なフロントマンとしての性質と技巧的な手腕の証となっている。マイケル・モンローは主要楽曲を書き下ろし、ヴォーカルを録るのみでなく、サックス、リズム&リード・ギター、ハーモニカ、ピアノ、タンバリン、そしてベース・パートに至るまでこなしている。彼の親友でもあるピンク・ギブソンは、このアルバムにおいてリズム&リード、アコースティックそして12弦に渡るギターを演奏しており、マイケル・モンローは13 のシンプルで強固なドライヴィング・ソングを演出している。1999 年発表の「LIFE GETS YOU DIRTY」に続く本作「WHATCHA WANT 」は、マイケル・モンローが衰えを知らない音楽人であることのもうひとつの証でもある。

 現在のマイケル・モンローのバンドは、ドラムスのラク、ベーシストのティンパ、キーボーディストのミスターT、そして二人のキーパーソン、ピンク・ギブソンとマイケル・モンローで編成されている。この二人の創作は、"Stranded" "Shattered Smile" "Telephone Bill's All Mine"(英語詞のみ)などのエキサイティングなナンバーを産み出し、"Life's A Bitch And Then You Live"は昨年夏に死去した彼のパートナー、ジュード・ワイルダーの才能が発揮されている。本作「WHATCHA WANT」は、2002年初夏にレコーディングされ、マイケル・モンローとぺトリ・マジュリによりミキシングとマスタリングが行われた。ギブソンとモンローの楽曲に並んで他のアーティストによる心に残るナンバー達が含まれている。それらの中で最も壮観な三つは、ブリティッシュ・ロック・アクト、Eddie And The Hot Rodsの1977 年晩夏の強力なヒット "Do Anything You Wanna Do" で、これはマイケル・モンローによって大胆にも現代的に表現されている。ライヴ感のある "Jimmy Brown" はCasino Steelによってもともとレコーディングされた楽曲。そしてレーナード・コーエンのクラシックで先例の無いヴァージョン、そして最後の楽曲である "Hey, That's No Way To Say Goodbye" は静かにそして息を呑むようにアルバムの終焉に誘うのである。

(英文レヴュー翻訳)


日本クラウン
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