聖書を開きましょう

週単位の通読目標とその週読む箇所の中からのワンポイントメッセージ。

 

3月22日〜28日<ゼカリヤ書8章〜14章>

 

「見よ。あなたの王があなたのところに来られる。この方は正しい方

で、救いを賜わり、柔和で、ろばに乗られる。それも、雌ろばの子の

子ろばに。」 ゼカリヤ書9章9節

 

今から約二千五百年前に書かれたゼカリヤ書9〜14章には、終末預言が

多く含まれています。また、その中には救い主が来られるというメシア

預言も多く見られます。なぜならば、聖書が何よりも伝えたいメッセー

ジは、終末の前に救い主が来られるということと、この方を信じて救い

を得なさい、という一点だからです。

 

この救い主は子ろばに乗って来られる。このような非常に具体的な預言が、

約五百年後、新約聖書マタイの福音書二一章で、イエス・キリストを通し

て成就しました。救い主、あなたの王が来られたのです。

 

作曲家ヘンデルは、このイエス・キリストを賛美して、オラトリオ「メサ

イヤ」を作りました。その中でも有名なハレルヤコーラス(ハレルヤとは

神を賛美するという意味です)。イエス・キリストを「王の王ハレルヤ、

主の主ハレルヤ」と繰り返し賛美します。初演の時、この合唱を聞いて国

王が思わす起立したというエピソードが残っています。あなたの王であり

救い主である方を、あなたもどうぞ心にお迎え下さい。

 

 

*これは月刊誌「ちから」1998年1〜3月号に連載されたものです。

「ちから」最新号1冊無料プレゼントは終了しました。