聖書を開きましょう

週単位の通読目標とその週読む箇所の中からのワンポイントメッセージ。

 

3月8日〜14日<ゼパニヤ書1章〜3章、ハガイ書1章〜2章、

詩篇101篇〜102篇>

 

「万軍の主はこう仰せられる。あなたがたの現状をよく考

えよ。」 ハガイ書1章5、7節

 

現代は「神なき時代」と言われている。「お金」が神の座を占め、

「物」が人の心を支配している。「欲」が人の行動を決定し、「今

さえよければ」「自分さえよければ」という社会が築かれつつある。

これが現状である

 

子供たちを見てみると、悲しいことにすでにお金中心の価値観を持

っている。子供たちの持つ価値観は、大人社会を鏡のように映すも

のだ。援助交際という名の売春行為に走る高校生。手持ちのお金が

少なくなってくると、もう耐えられないと言って、自分の体を商売

道具にする。そして、それに充分応えている大人たち。これが現状だ。

簡単に物やお金を盗む子供が増えている。不足しているから盗むので

はなく、欲しいから盗る。そして罪悪感をあまり感じない。神のこと

ば−聖書−に耳を傾ける必要があるのではないだろうか。

 

クローン人間を作る、と堂々と発表する学者。一応普通の人間のよう

に見えるクローン人間が完成したとして、学者はその将来に責任を持

てるのだろうか。神が下さるいのちの尊厳が地に堕ちている。あなた

がたの現状をよく考えよ。

 

 

*これは月刊誌「ちから」1998年1〜3月号に連載されたものです。

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