聖書を開きましょう
週単位の通読目標とその週読む箇所の中からのワンポイントメッセージ。
1月25日〜31日<ホセア書8章〜14章>
「自分たちの手で造った物に『私たちの神』とは言いません。」
ホセア書14章3節
昨日、目玉焼きを作ったら、何と黄身が三つだった。その形は、今ま
でに見たことも無いほど調和がとれていて麗しく、その色は、これま
でに黄色だと思っていた色は実は黄色ではなかったと思わせるほど、
鮮やかな黄色だった。いつも以上に火加減に気をつけて焼いたところ、
何とこれが最高の出来上がり。見ているとだんだんありがたくなって
きて、これがただの目玉焼きとは、とうてい思えなくなった。そこで、
僕は決めたんだ。この目玉焼きを僕の神とすることに。僕はこの目玉
焼き神に虫がつかないように、それから腐ってしまわないように、毎
日お世話をさせていただくことにしているんだ。…以上はフィクショ
ンです。
日本には多くの大仏、様々な仏像、また神社には本尊なるものがあり
ますが、すべて起源があり、近年造られた物も少なくありません。つ
いこの前まで存在していなかった物が、存在すると、神になるのでし
ょうか。たとえ、どんな儀式をしようと、
神でないものが神になることはありません。
「知恵ある者はだれか。その人はこれらのことを悟るがよい。」(14章9節)
*これは月刊誌「ちから」1998年1〜3月号に連載されたものです。
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