聖書を開きましょう

週単位の通読目標とその週読む箇所の中からのワンポイントメッセージ。

 

1月18日〜24日<ホセア書1章〜7章>

 

「ちょうど、ほかの神々に向かい、干しぶどうの菓子を愛している

イスラエルの人々を主が愛しておられるように。」 ホセア3章1節

 

ホセア書を初めて読む方は「姦淫」ということばがあまりにも多く出て

くることに驚くでしょう。イスラエルが真の神を礼拝せず、偶像を礼拝

し、真の神に頼らず、近隣の大国に頼ってばかりいることを、神は悲し

まれ、霊的姦淫を犯していると責めておられるのです。そして、本当の

夫のように、怒ったり、なだめたり、また故意に見て見ぬふりをしたり、

色々な努力をしておられます。これらはすべて、神の義に立ちつつ、

れでもなお愛するという神の愛のあらわれです。

 

日本は今、まさに姦淫の国と言えるでしょう。神との関係のみならず、

人と人の間にも姦淫がはびこっています。日本を愛しておられる神は、

どれだけ悲しまれているでしょうか。しかし、それでもなお愛しておら

れる神は、イエス・キリストの十字架によって、この愛をあらわしてく

ださいました。日本にはまだ希望があり、私にもあなたにも救いの望み

があるのです。私自身から、まず姦淫を取り除き、それでも愛し待って

おられる神に立ち返りましょう。「さあ、主に立ち返ろう。…私たちは、

御前に生きるのだ。」(6章1〜2節)

 

*これは月刊誌「ちから」1998年1〜3月号に連載されたものです。

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