聖書を開きましょう

週単位の通読目標とその週読む箇所の中からのワンポイントメッセージ。

 

1月11日〜17日<ダニエル書7章〜12章、詩篇94篇〜95篇>

 

「恐れるな。ダニエル。あなたが心を定めて悟ろうとし、あなたの

神の前でへりくだろうと決めたその初めの日から、あなたのことば

は聞かれているからだ。」 ダニエル書10章12節

 

聖書は難しい!ダニエル書も後半になると、誰もが(?)そう思うでし

ょう。それは当然のことです。ダニエルは神様から多くの幻を見せられ

た特別な預言者でしたから、特に7〜12章では後の時代に起こることが

啓示されているのです(その詳しい内容はここでは省きます)。ダニエ

ルは何とかその意味を悟ろうとしましたが、全てを悟ることはできませ

んでした(12章8節)。

 

しかし、ダニエルから私たちが学ぶべきことは、彼は悟ることのできた

範囲で真実に神に応答し、祈る者であったということです。(特に9章

参照)聖書に向かう時、私たちはへりくだり、心を定めて悟りを求めま

す。私たちにはすべてを知りたいという欲求がありますが、まず、示さ

れたことに心から応えることが大切です。主がもっとも私たちに願って

おられることは、交わりであり、真実な応答だからです。

 

そして、主は何とダニエルのことばに応えて行動を起こされました。

「私が来たのは、あなたのことばのためだ。」(12節)主は私たちのこ

とばも聞いておられるのです。

 

*これは月刊誌「ちから」1998年1〜3月号に連載されたものです。

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