聖書を開きましょう

週単位の通読目標とその週読む箇所の中からのワンポイントメッセージ。

1月4日〜10日<ダニエル書1章〜6章、詩篇93篇>

 

「もし、そうなれば、私たちの仕える神は、火の燃える炉から

私たちを救い出すことができます。王よ。神は私たちをあなた

の手から救い出します。しかし、もしそうでなくても、王よ、

ご承知ください。私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立

てた金の像を拝むこともしません。」ダニエル書3章17〜18節

 

「しかし、もしそうでなくても」という彼らの言葉に、信仰の本質

を教えられます。彼らは異教の地で、金の像を拝むなら助かる、拝

まないなら火の燃える炉の中に投げ込まれるという絶体絶命の状況

にありました。神は救うことができる、いや救い出すと彼らは信じ

ていました。しかし、救い出して下さるから、神を信じていたので

はありませんでした。「もし、そうでなくても」彼らは神を信じて

いるからです。

 

生きておられる神を本当に知る時、私たちは神をただ神であるゆえ

に信じ、従うようになります。神とはそういうお方なのです。私た

ちは、神は神、人は人、物は物とはっきり区別し、見分ける必要が

あります。王は人、金の像は物、そして真の神は神です。結果、神

は彼らを救い出され、「このように救い出すことのできる神は、ほ

かにない。」(29節)と王に言わしめたのです。

 

*これは月刊誌「ちから」1998年1〜3月号に連載されたものです。

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